児童福祉科:保育士・専門士の資格がとれる児童福祉科についてご紹介します。
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児童福祉科
  • 修業年限:2年(昼間)
  • 定員:45名(年齢、性別不問)
  • 出願資格:高卒以上

核家族化や少子化が進む一方で子どもを持つ女性の就業率は高まっています。幼いうちから保育所に入所する子どもも年々増え、人間形成の基礎を築く乳幼児期を保護者とともに支える保育士の役割はさらに大きくなっています。

安心して子どもを生み育てることのできる地域社会をつくるためには、医療や保健などの分野と合わせて、未来を担う子どもたちの日々の生活をサポートしていく児童福祉が充実していくことが大切です。

児童福祉科取得資格
  • 保育士(国家資格)
  • 幼稚園教諭2種免許
  • 訪問介護員2級
  • 専門士
  • 短期大学士
  • 社会福祉主事任用資格
  • 日本赤十字社幼児安全法支援員(希望者)
  • レクリエーションインストラクター(希望者)

※近畿大学豊岡短期大学通信教育部こども学科との教育連携により取得できる資格です。

児童福祉とは、“未来”を育む仕事です。

イメージ 実習風景 第6回すくすく祭り
第6回すくすく祭り

■児童福祉科教育目標
  1. 保育の社会的責任や役割を理解したうえで、子どもを多面的に理解し、子どもの最善の利益を追求するための能力を養う。
  2. 子どもの発達の特性を生かした保育が展開できる基礎的な養護技術の能力を養う。
  3. 子どもが健やかに成長し、子どもの活動がより豊かに展開されるための教育的援助を可能にする能力を養う。
  4. 職員、保護者だけでなく、地域で協働して子育てを支援していくためのコミュニケーション能力を養う。
  5. 児童文化を創造し、地域への発信を通して、子どもを大切にする環境づくりを推し進める力を養う。
  6. 専門職業人としての資質を向上していくために主体的、継続的に学習する姿勢、態度を養う。

■児童福祉科カリキュラム
  • 必修科目のポイント
    保育の仕事では、知識を目の前にいる子どもに合わせて臨機応変に駆使する応用力と、その応用力を活かすだけの技能が求められます。必修科目はそのような応用力と技能を養うことを目的とします。また学童保育に関わる授業を必修にすることで保育について広く考えることを大切にしています。


  • 実習と実習ゼミのポイント
    実習は大切な現場体験です。本校では保育所実習と児童福祉施設実習を必修としていますが、さらに実習を望む場合、選択科目として実習を受けることができます。基礎分野科目で学んだことをどこまで実践できるのか試す重要な機会です。また、子どもの健やかな発達を担う専門職をめざすことから、喫煙者の施設実習は認めていません。


  • 選択必修科目のポイント
    選択必修科目は必修科目で学んだことをさらに深めるための科目です。講義では深めることのできなかった内容について少人数のゼミ形式で議論したり、ひとつの事柄について追求していくことが可能な科目です。保育現場での実践を支える力を養います。
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■児童福祉科2012年度時間割(1年次前期)
  1限
(9:00〜10:30)
2限
(10:40〜12:10)
3限
(13:00〜14:30)
4限
(14:40〜16:10)
5限
(16:20〜17:50)
保育実習指導I 保育原理 保育内容総論    
音楽IA 音楽IB 体育実技 健康  
障害児保育I 造形I 乳児保育  
子どもの保健I 子どもの保健II 音楽I(講義) 保育課程論  
社会福祉概論 就職支援 保育の心理学I クラス会議(1年) すくすく祭り
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■児童福祉科講師
児童福祉科教員スタッフ
余村 望
余村 望
副校長、児童福祉科長/文章表現
平野 美緒
平野 美緒
科長補佐/児童臨床心理学、社会的養護、保育実践演習
堅田 弘行
堅田 弘行
教務主任/言葉、保育の心理学I・II、社会的養護内容
梶間 奈保
梶間 奈保
教務/表現、保育表現技術(音楽I・II)
はま田 太一
はま田 太一
2年生担任、進路指導主任/児童福祉概論、社会福祉概論、学童保育概論、相談援助、家庭支援論
児玉 れいこ
児玉 れいこ
1年生担任/子どもの保健I・II・III、健康
藤田 民子
藤田 民子
保育実習指導I・II・III、保育所実習、児童福祉施設実習、保育実習II・III、保育相談支援
高橋 千秋
高橋 千秋
教務事務


児童福祉科非常勤講師
永松 正則 島根大学法文学部准教授/法学
加川 充浩 島根大学法文学部准教授/地域福祉論
中塚 敏之 島根県立大学短期大学部名誉教授/子どもの食と栄養
土井小百合 管理栄養士/栄養調理
深見 俊崇 島根大学教育学部講師/保育原理
伊藤  薫 環境、教育原理
加藤 友彦 造形作家/保育表現技術(造形I・II)
土谷 武盛 体育(講義・実技)
小豆澤美穂 英語講師/英語
森山 幸朗 社会福祉法人あおぞら福祉会理事長/乳児保育
錦織 政代 こばと保育園園長/幼児体育I
大谷 和寿 島根大学教育学部名誉教授/幼児体育II
原  広治 島根大学教育学部教授/障害児保育I・II
赤浦 佐依 助産師/子どもの保健III
佐野眞理子 保育士/言語表現、保育者論、保育内容総論
石倉 明美 保育士/保育課程論
目黒  朋 大阪健康福祉短期大学講師/人間関係
荒木  悟 島根大学汽水域研究センター研究員/自然科学概論
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【ルポ】児童福祉の現場から

専門学校の学びの中から仕事で役に立っていることは

広江 真緒さん

広江 真緒さん

保育士

島根総合福祉専門学校
平成20年卒業
みずうみ保育園に勤務

私が一番好きな授業でもあったのですが、「精神保健」を学んだことで、子どもたちと向き合った時に、自分の気持ちの持ち方や考え方が違ってきました。また子どもの健康に関する「小児保健」は、仕事の現場で実践を通して再確認しています。


学校の現場実習でつまずいたことは

子どもの甘えをどこまで受け止めてあげたらいいのかということに一番迷いました。子どもたちが普段どんな生活をしているのか、どんな過ごし方をしているのかも分からないのに、子どもたちの言うこと全てを受け止めてあげることは難しいと思いました。やはり長い時間一緒に過ごし、信頼関係が築かれていく中で分かってくることがたくさんあると今では思います。


保育現場に出て改めて知ったこと

学生時代の実習の時にも感じましたが、子どもが好きだという気持ちだけでは出来ない仕事だということです。真剣に向き合い毅然として子どもに伝えなければいけない時もあり、中々伝わらず子どもからそれで「キライ」とか「もう先生知らん」と言われて時にはショックを受けることもあります。心を決めて向き合い、いけないことはいけないと伝えながら、子どもの気持ちをしっかり受け止めていけるようにしています。


保育士として心掛けていること

保育園は、子どもたちが日中長い時間過ごす場所なので、第二の家として安心できる雰囲気や環境を整え、安全に過ごせるように配慮することが一番大切だと思います。その中で、子どもの日々の成長発達を支えて援助していくようにしています。子どもたち一人ひとりの想いをより理解して関わるように心掛けています。


保護者から相談を受けることがありますか

担任している2歳児は、食事や着脱、排泄など身の回りの事を一つひとつ身に付けていく時期でもあり、また、ことば遣いや友だちとの関係等についてもお子さんの事を色々心配され、相談を受けることがあります。そういう時は子どもたち一人ひとりに素敵な個性があり成長発達のペースにも個人差がある事と、子どもの保育園での頑張っている姿、友だちとの関わりの様子、微笑ましい場面等を伝えるようにしています。保育園での様子は毎日の連絡帳や送迎時に口頭で、また壁新聞等でも小まめにお知らせしています。保護者さんの話をよく聞いて、悩みや気持ちも受け止めることを大事にしていきたいです。


職場でのポジション

4年目に初めてチーフ担任になりました。全体での行事の打ち合わせ等に、クラスの代表として出るので、クラスの意見を持ち出したり、決まったことや役割分担をペア保育士に分かりやすく正確に伝達するよう心がけています。また、クラス運営や保育の内容についても、一緒に担任をしている保育士と意見を出し合いながら進めています。


これから保育士を目指す人たちへメッセージ

日々子どもたちと接していく中で、毎日何か子どもたちの成長が見られます。その一つひとつが大きな感動です。保育書類やピアノなど、やるべきことはたくさんあり、大変な面もありますが、自分が頑張れば子どもたちも応えてくれますので、とてもやりがいを感じます。子どもたちの明るい笑顔と一緒に毎日過ごしながら、自分自身も成長できる素敵な仕事です。保育士を目指す方には、しっかり学んでほしいと思います。



現場から1現場から2現場から3
実習報告

保育士として、子どもの持っている可能性や夢、希望を応援していきたい

石橋明日香さん

平成24年
児童福祉科卒業

石橋明日香さん

保育士

2年間の中で実習は4回。保育所や児童養護施設、重症心身障害者施設に行きました。

2年次に行った保育所では、2歳児のクラスに入りました。ウルトラマンごっこやおままごと等、見立てて遊ぶことができるようになってきている子ども達でしたが、自己主張も出てくるのでいさかいがよく起こりました。そんな時保育士の方は両方と話をして、それぞれの子どもの気持ちを受けとめた上で援助しておられました。言葉掛けは子どものためを思ったもので、とても勉強になりました。

ある日、紙のお皿を使って工作をしたのですが、なかなか工作が進まない子がいました。担任の先生によると、ベトベトしたものが苦手で、のりを触りたがらないということでした。けれどその場から離れようとはせず、皆と一緒にやりたいという気持ちが伝わってきました。私はその子にも皆と同じように活動を楽しんでほしいと感じ、隣でのり付けをして見せ、その子と一緒に活動を行いました。最初は否定していましたが、回数を重ねるごとに自然と活動に取り組む姿が見られました。活動が終わった後、嬉しそうに「出来たよ」と言って見せてくれた笑顔を見て、私もとても嬉しくなりました。

1年生の時は、何をしたらいいのか分からず不安な気持ちでいっぱいだった実習ですが、2年生になってからは苦手な絵本や紙芝居もどうすれば子ども達に喜んでもらえるだろうかと考えて臨むようになりました。また保育士の方から、自分も楽しんでやれば子ども達も楽しんでくれるとアドバイスを受け、苦手意識を克服することができました。

春からは、保育士として働きます。子どもだけではなく、保護者との信頼関係も大事だと思います。相談や悩みを気軽に話せるような保育士でありたいと思います。また、子どもは日中お母さん達から離れて寂しい気持ちを持っていると思いますが、退所するまで笑顔でいてほしい。そのために、一人ひとりの気持ちを考えた援助をしていきたいと思います。

私の保育士になりたいという小学校低学年からの夢。その夢が叶った今、今度は保育士として、子どもの持っている可能性や夢、希望を応援していきたいと思っています。

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地域とともに育つ  「すくすくまつり」

日頃の学びの成果を存分に発揮できるよう、毎年、企画から当日の運営まで全て、1年生と2年生が協力し合い学生主体で取り組んでいます。


余村 望

副校長
児童福祉科科長

余村 望

メッセージ 教員からのメッセージ

今、保育士不足が社会の課題となっています。長い経済不況が、都市部を中心とした待機児童の増加を招いていることが一つの大きな理由です。社会の構造的な変化の中で、保育士の社会的役割は急激に広がってきています。託児が仕事だった時代から保護者も含めた対人援助職へと高い専門性が求められるようになりました。行動、身振り手振り、ことば、そして表情など子どもたちが発信する心のサインを見逃さず、そのサインの意味するものを一人の人間として正確に理解し、健やかな成長に結びつけることのできる力量が求められています。更に、その目的を果たすためには保護者との連携が欠かせません。大人には、次代を担う子どもたちを、力を合わせて守り育てる責任があります。保育士を目標にする皆さんは、そうした使命を担うことになります。人間の存在そのものに敏感な福祉の専門職に育ってもらいたいと願っています。

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