介護福祉士科:介護福祉士・専門士の資格が取得できる介護福祉士科についてご紹介します。
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■学科紹介
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介護福祉士科
  • 修業年限:2年(昼間)
  • 定員:40名(年齢、性別不問)
  • 出願資格:高卒以上

人は与えられた生命をすこやかに、そしてのびのびと生きることへの要求とプライドを持っています。その願望や誇りは、自己決定の尊重がなされて初めて実現され、まもられていくものです。介護福祉はこのことを基本におきながら、信頼のおける関係を創りあげることで成立します。


介護福祉士科取得資格
  • 介護福祉士(国家資格)
  • 専門士
  • 日本赤十字社救急法救急員(希望者)
  • レクリエーションインストラクター(希望者)

※平成26年度入学生より、国家試験の受験が義務づけられます。

介護とは、人々の快適な生活の実現を支援することです。

イメージ 実習風景 授業風景

■介護福祉士科教育目標
  1. 介護の対象である人間を多面的に理解し、人間としての尊厳の保持と自立・自律した生活を支える能力を養う。
  2. 老化や障がいの状態及び生活の場に応じて、適切な生活支援技術を用いて、利用者本位の介護が実践できる基礎的能力を養う。
  3. 人間の理解や多職種協働における情報共有に必要なコミュニケーション能力を養う。
  4. 社会保障制度・施策を理解し、介護福祉をとりまく社会的常用を把握し、介護実践に活用できる基礎的能力を養う。
  5. 人間擁護の重要性を理解する。
  6. 専門職業人としての倫理観を養う。
  7. 地域福祉の推進や福祉文化の創造と発展を常に視野に入れた実践者としての能力を養う。
  8. 専門職業人として主体的・継続的に学習する姿勢を養う。

■介護福祉士科カリキュラム
  • 三つの教育領域
    介護の仕事では、技能や知識とともに相手を受け入れ共感できる感性と豊かな心が求められます。「人間と社会」、「介護」、「こころとからだのしくみ」の領域から社会や福祉現場に求められる高度な専門知識を習得します。


  • 体験実習と展開実習
    実習は学習の中で大切な体験です。本校では実習(見学実習から展開実習まで計472時間)ごとに事例研究会を行い、全員発表を通して一人ひとりの体験がすべての学生に定着するよう努めています。


  • 豊かな教育内容
    専門教育の他に多様な科目を準備しています。民俗芸能の授業では安来節家元四代目渡部お糸先生を講師に地域文化の学習をします。介護福祉研究法では、各自が疑問を抱いたテーマについて探求していきます。


  • 地域福祉の人材育成
    地域社会に役立つ仕事として介護福祉を実践するためには、やさしさや善意だけではなく、地域文化に根ざした福祉を学ぶことが欠かせません。「コミュニティーソーシャルワーク論」をはじめ、「介護の基本」その他の授業の中で地域福祉の担い手を育てます。
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■介護福祉士科2012年度時間割(1年次前期)
  1限
(9:00〜10:30)
2限
(10:40〜12:10)
3限
(13:00〜14:30)
4限
(14:40〜16:10)
こころとからだのしくみIII 人間関係とコミュニケーション レクリエーション概論
  保健体育 介護過程の基礎I こころとからだのしくみII
生活と社会福祉 障害の理解I
(障害者福祉論)
こころとからだのしくみI
(心理学)
美術
介護の基本I 介護の基本II 人権の尊重 家政学概論
生活支援技術I 介護総合演習I クラス会議(1年)
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■介護福祉士科教員・講師
介護福祉士科教員スタッフ
たかはし けんじ
たかはし けんじ
校長/介護福祉研究法
堅田 知佐
堅田 知佐
介護福祉士科長、教務主任/生活と社会福祉、社会保障制度の仕組み、コミュニティソーシャルワーク論、介護の基本II、介護過程の基礎I、ケアマネージメント論、介護実習I・II、介護福祉研究法
石塚 正志
石塚 正志
2年生担任、進路指導主任/介護の基本I・III、コミュニケーション技術各論I、生活支援技術I・II、介護過程事例演習、介護実習I・II、介護総合演習I・II・III・IV、介護福祉研究法
小栗 竜馬
小栗 竜馬
1年生担任/生活支援技術I・II、介護実習I・II、介護福祉研究法
伊藤 順子
伊藤 順子
発達と老化の理解II、こころとからだのしくみII・III、生活支援技術I・II、介護実習I・II、介護福祉研究法
寺本 直美
寺本 直美
西尾 知容
西尾 知容
教務事務
 

介護福祉士科非常勤講師
山本 俊磨 島根大学名誉教授/発達と老化の理解I、こころとからだのしくみI
黒田 憲二 障害の理解I
吉岡 伸一 鳥取大学医学部教授/精神保健
やまざき まこと 島根大学法文学部教授/人間の価値
永松 正則 島根大学法文学部准教授/人権の尊重
庄司  健 島根ライトハウスライブラリー/コミュニケーション技術各論II(視覚)
松本 知美 手話通訳士/コミュニケーション技術各論III(聴覚)
大瀧 浩司 コミュニケーション技術各論III(聴覚)
林原  豊 グループホーム仁風荘施設長/認知症の理解I・II
中村 高志 特別養護老人ホーム伯寿の郷施設長/介護の基本IV、介護過程の基礎II
福村志保美 看護師/生活支援技術I
田中 由美 看護師/障害の理解II、生活支援技術II
木村 昌実 島根リハビリテーション学院教員/リハビリテーション論
片平 誓子 社会学修士・ワークショップデザイナー/人間関係とコミュニケーション
山根 良雄 福祉レクワーカー/レクリエーション概論
磯部美津子 島根県立大学短期大学部教授/家政学概論
土江 由美 管理栄養士/家政学I(栄養・調理)
岸本しのぶ 島根大学他講師/家政学II(被服・住居)
生和 忠昭 保健体育
加藤 友彦 造形作家/美術
薮内 和子 安来節家元四代目渡部お糸/民俗芸能
伊藤 貴彦 (株)ピーシーエッグ代表取締役/情報処理
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【ルポ】介護福祉の現場から

専門学校の学びの中から仕事で役に立っていること

入澤 毅さん

介護福祉士

島根総合福祉専門学校
平成20年卒業
特別養護老人ホーム
津田の里に勤務

力まかせの介助ではなく、介護技術の授業で身につけたボディメカニクスを活かして、自分の体を痛めず楽に介助するよう気をつけています。また、授業中先生の考え方を聞くなかで、利用者さんのことをしっかり考える大切さを学びました。


学校の現場実習でつまずいたこと

実習で担当した男性は気難しい方でした。その方は比較的自立しておられたため、介助の必要な他の利用者さんと接する時間が多くなってしまいました。実習最終日、「君はわしの担当なのに、他のことばかりやって…」と怒鳴られました。もっとその利用者さんとの関わりを大切にして、時間を作ってお話をすれば良かったと後悔しました。現場では担当する利用者さんの人数が多いですが、ちょっとお部屋に入った時に声を掛けるなど、時間を見つけて会話をするようにしています。


介護現場に出て改めて知ったこと

人の亡くなる辛さですね。初めて担当した利用者さんが亡くなられた時のショックは大きかったです。

また利用者さんのこれまでの人生、生活歴を知ることで、利用者さんの訴えにはこういう理由があってのことだと分るようになりました。病気によって不安を訴えられる時には、看護師や訓練士など他職種の職員に相談したり、分らない病気や対処の仕方を調べたり、少しでも不安を取り除くことができるよう考えて行動しています。


介護福祉士として心掛けていること

介助の時は職員同士声を掛け合い、利用者さんに不安を与えないよう、また危険がないように注意しています。

発熱や嘔吐、声の調子や歩行のふらつきなど、利用者さんの体調変化にいち早く気付くのは介護福祉士です。すぐに看護師に連絡し、素早い対応を心掛けています。また、言葉を発することができない利用者さんにも隣に座って話しかけたり手をさすったり、また離床できる時には散歩に誘う等しています。利用者さんは、ご家族の方にとって大切な存在です。自分にとっても、利用者さんは大切な存在であり、皆さんが特別な存在だと思って接しています。


利用者さんのご家族との関わりは

カンファレンスの前に、利用者さんのご家族からご意見やご要望を伺い、より良いケアが行えるようにしています。例えば水分補給の進まない方の場合、その方の嗜好品を伺い、番茶を煎茶やコーヒーに変えるだけで、よく飲まれるようになります。

また花見など出掛ける計画がある時にはご家族に連絡し、ご要望があれば一緒に出掛けることもあります。


職場でのポジション

入社4年目の時に、リーダー介護員になりました。介護員の考えたケアプラン(介護計画)をベースにカンファレンスを開いて一緒に検討し、最終的にケアマネージャーがケアプランの決定をするまで携わります。


これから介護福祉士を目指す人たちへメッセージ

自分には、穏やかな祖父と自分たち孫のことをしっかり躾てくれた祖母をはじめ、地域にもお年寄りがたくさんいました。祖母の体が不自由になり、自分にも何かできることはないかと思い、介護福祉士を目指しました。

お年寄りは人生の先輩で学べる所も多いです。今まで一生懸命生きてこられた方々を支えることができるのがこの仕事の魅力です。

決して楽とは言えない大変な仕事だと思います。お年寄りが好きで、一生懸命頑張る人を待っています。



現場から1現場から2現場から3
実習報告

利用者さんの事を一番に考えてあげられる介護福祉士になりたい

西山 愛里さん

平成24年
介護福祉士科卒業

西山 愛里さん

介護福祉士

実習は1年生で4回、2年生で3回。特別養護老人ホームや老人保健施設、ショートステイ、グループホーム、それから訪問介護にも行きました。

2年次に行った老人保健施設で担当した利用者さんは、意思のはっきりとした方でした。情報収集しようと話しかけると、「何であんたにそんなことを言わないけんの?」と言われてしまいました。まずは情報収集よりも他の事を話題にしようと思い、その方が日課にされていたゴミ箱づくりを、作り方を知らないフリをして教わったり、周辺におられた利用者さんも交えて数人で折り紙をしたりしてみました。すると、朝私の顔を見ると「今日は何しようか?」と聞かれるようになりました。初めはツンツンしておられたのに、実習が終わりに近づくと、「寂しいな」と言われました。他の利用者さんも寂しいと言って号泣されたり、趣味でされていたぬり絵をプレゼントして下さる方もありました。コミュニケーションは自分の都合で出来るものではなく、近くに寄り添っていると自然に心を開いて下さるということを実感しました。

私が初めて実習に行った先はグループホームでしたが、そこでは利用者さんの自尊心を大切にした介護をされていました。買い物や料理も利用者さんが役割分担して行っていたり、飲み物も利用者さん同士が話し合って今日の気分で決めたりしていて、家庭的な雰囲気のある施設でした。その時、私もこういう所で働きたいと思い、就職先はグループホームに決めました。

入学した時は、介護は簡単だと思っていました。様々な施設に実習に行き、介護は奥が深く、簡単に出来る仕事ではないということを知りました。利用者さんは職員の行動をよく見ておられます。忙しそうにしていると、話しかけたら悪いと思って我慢されていました。私は、利用者さんのペースに合わせて、利用者さんの事を一番に考えることのできる介護福祉士になりたいと思います。


◆介護福祉士科 独自事業 「茶話訪問事業」

介護福祉士科では、広瀬町の独居のお年寄りの自宅を訪問して話をする「茶話訪問事業」を行っています。

◆地域とともに育つ 「民俗芸能発表会

介護福祉士科1年生の後期カリキュラムの中に、「民俗芸能」という授業があります。郷土文化とそれを育んできた地域の人々の生活を理解し、介護者としての資質を高めることを目的とした、本校独自の科目です。

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堅田 知佐

介護福祉士科
科長

堅田 知佐

メッセージ 教員からのメッセージ

主役は学生!
たくさん考えて悩んで「介護の魅力」を見つけてほしい。

少子高齢化社会である現在、介護福祉士に対する社会的認知度や期待はますます高まっています。今後も介護に携わる人たちが増加していくことが予測される中、本校では、利用者の立場にしっかりと立ち、利用者の生活を支えることのできる介護福祉士の養成を目指しています。

学校での学習はもちろんのこと、学外での実習やボランティア、また地域の方々との交流を通して、人と関わることの魅力を感じてほしいと思います。そして、2年間で、皆さんなりの「介護の魅力」を見つけてほしいと思っています。

2年間の主役は皆さん自身です。たくさんのことを考え、想い、悩み、楽しんでください。私たちはそんな皆さんをしっかりと支えていきたいと思います。

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